しかし、今思うと上達に大変苦労しました。
もう一度言います。
『上達に大変苦労しました。』
同じような苦労を味わってほしくない。
このような思いから今回は筆を進めております!
具体的に何が上達の妨げになっていたのか?
シンプルに一言!
『ネックが反っていたんです!』
親父のアコースティックギターは弦が長い年月の間、張りっぱなしになっていました。それも太めの弦が張りっぱなしだったため、弦の張力に引っ張られ、ギターの持ち手部分であるネックが反ってしまったのです。
ネックが反ってしまうと、ギターのサウンドホールに近づけば近づくほど、弦と弦を押さえる指板の距離が長くなってしまいます。
そうです!弦を押さえるために余計な力を必要とする『良くない状態のギターを』当たり前のものとして、私は練習していたのです。
コードを押さえる基礎的な練習から始めた私は、コードを押さえるために余計な力を使っていたのです。上達に時間がかかってしまったのは言うまでもありません。
このアコースティックギターは大学生になった時にお茶の水の楽器屋にてリペア(ブリッジを削って弦高を下げていただき、反ったネックをまっすぐに調整)していただきました。
もはや別物です。アコースティックギターってこんなに弾きやすい楽器だったのかと、まさに目から鱗の瞬間でした…。