idea sound product Interview

訪問時には新型コロナウィルス感染防止の為、細心の注意を払い感染対策を講じた上で撮影・取材を行っております。

JAM²上やプレスリリースで発表しておりますidea sound productさんと業務提携を行うことになりました。

既にJAM²上では、idea sound product製のエフェクター各種をレンタル・購入できます。

代表の橋詰さんがエフェクター作りにかける想いをご紹介します。

(以下「idea sound product」(イディア サウンド プロダクト)を文中では「idea」と省略して表記。)

―楽器を始めたきっかけは何ですか?


楽器を始めた中学生時代には、X JAPANがすごく流行っていて、ギタリストのPATAさんに憧れていました。

元々、注目されるのは苦手なタイプでしたがなぜかギタリスト。僕はPATAさんが好きでした。縁の下の力待ち的な存在に惹かれて、hideさんとのツインギターの魅力をどんどん感じるようになりました。トレードマークでもあるGibsonのレスポールがほしいと思うようになり、新聞配達で15万円くらい稼いで買いました。本当に朝が辛かったですが、手にしたいという気持ちが相当上回ったのだと思います。

高校生の頃にはギターがすごく上手いボスが経営するライブハウスでスタッフをしながら、ボスにギターを教えてもらっていました。テクニカル系やバンド系ギタリスト、主に洋楽を主とする様々な音楽を教えてもらい、聴くようになりました。リズムギターに魅力を感じ始めたのもこの頃です。

2011年8月、地元長野県上田市でT.M.スティーブンスさんのリズムセミナーが開催されました。洋楽に関する知識もかなりついていましたし、参加もしたのですが、訳があってT.M.スティーブンスさんを自分の車で移動させることになったのです。道中、直接受けたリズムトレーニングで完全にリズムギターの虜になりました。

―エフェクターを作るようになった経緯は?


働いていた地元のライブハウスで当時からネットでものすごい記事を書かれていた現Lee Custom Amplifierの()李さんをゲストにお迎えして、田舎でものすごくディープなアンプセミナーを開催しました。

セミナーは大盛況。セミナー中や打ち上げの時などに話をし、自分が思う「かっこいいサウンド」の全てを理解しておられると感じたのです。その後はコンタクトを重ね、第二回、第三回とセミナーを開催していく中で、李さんにMarshall JCM800modの製造を依頼することになりました。

今では忙しく、依頼は受けて貰えないかと思いますが、当時は幸いにもすぐに着手していただきました。もちろん、今でもメインアンプです。


当時、音作りはアンプだけで完結させるものと考えていて、特に歪み系エフェクターに関しては信用できずにいました。

ある時に李さんと不意にエフェクターの話になったことがありました。当時、唯一「使っていてストレスの無い歪み系エフェクター」がVOXのサチュレーターでした。所持して使っていることを話すのですが、実は李さんがそのエフェクターの設計者だったということを知ります。これには本当に驚きした。エフェクターの可能性をものすごく感じ、見方も180度変わりました。「こんなサウンドは作れる?」「こういうことは可能?」「こうなって欲しい」など、僕の様々な要望に李さんは全て「出来ます」の返事のみでした。この会話はidea立ち上げに大きく影響してきます。

(※JAM²では李さんのエフェクターを取扱いし、李さんのインタビュー記事も掲載しています。気になる方はそちらもご覧ください。)

製造してもらったMarshall JCM800modを使い込んでいく中で大きなゲインの変化はアンプで追い込むよりエフェクターを使った方が望んだ結果が出るかもしれないというアドバイスを受けることになります。ですが、所持していたオーバードライブやディストーションなどでは出しし切れないサウンドのイメージがあって、その可能性を探っていく過程で、「エフェクターをmodするのも良いけど、自分で作ってみる?」ということで、月の半分は別の仕事をしつつ半分はエフェクターの研究、修行をしに李さんがいる東京へ長野から通い始めます。

様々な経験、数ヶ月のロードテストを経て理想のサウンドを最初にかたちにしたのがIDEA-TSX ver.1IDEA-DSX ver.1です。その後に改良を重ね、現在のIDEA-TSX ver.2IDEA-DSX ver.2の2機種が完成しました。この2つは往年の名機TS808DS-1へのリスペクトを込めつつも仕様、サウンド等をモダンに仕上げています。その後はファズや他の歪み系など僕がストレスを感じることがないエフェクターを作りました。

―idea sound productが実現したいこと、目指す世界観は?


エフェクターに関して、現在、新製品を開発中です。いずれはideaのギターアンプも作ってみたいと思っています。そして、将来は、欧米、アジア圏も含めた世界中へideaを届けたい。

これからではあるものの、今からideaのサウンドを体感した世界中のミュージシャンからどんなリアクションがもらえるのか楽しみでなりません。idea の可能性を感じてもらいたいです。それでTwitterYou TubeなどSNSで紹介してもらえたら最高です。

―JAM²に期待していることは?


全国にいるギタープレイヤーにideaのエフェクターを体験してほしいです。

今は自身がideaの魅力を直接伝えることができる、関東圏の楽器店を中心に取り扱ってもらっていますが、エフェクターは普段使っている環境で試すのが一番良いと思っています。地方の人にはideaの商品を知ってもらっていても試してもらう機会がないので、日本全国のギタープレイヤーにアプローチできるJAM²様には大きな期待をしております。

開発段階で様々な環境でエフェクターとの相性検証をしていますが、やはり同じ環境というのは2つありませんし、プレイヤーが持っている機材との相性を試してもらうのが一番だと思いますので、自宅で普段の環境で、ideaの商品を使ってもらって、その使い心地を感じて欲しいと思っています。

―愛用しているご自身の使用機材を教えてください!


松下工房(seen)さん(東京原宿)のオーダーメイドギターを使っています。

実はギター裏面のプレートの内側には、PATAさんのサインがあり、常にお腹にパワーを受けて演奏している形になっています。ウォルナットのボディやネック、指板はエボニー、ブリッジやナットがブラス、ステンレスフレット、SSHのピックアップ配列、シングルコイルがTex-Mex、リアはDiMarzio(ディマジオ)の改造PAFです。エフェクターは、最近ではIDEA-BMX ver.1IDEA-TSX ver.2をよく使います。IDEA-DSX ver.2も非常に使い勝手が良いですよ。IDEA-BMX ver.1はファンク、ブルースなんでも使えるのがいいですよね。IDEA-TSX ver.2IDEA-DSX ver.2はセッションで欲しい音出すときに絶対にハマります。ギターのボリュームに対する追従性がかなり良いので多様なサウンドが出せます。みなさんにもぜひ音を出してみていただきたいですね。

―ありがとうございました。

撮影・取材協力≫

idea sound product
https://www.ideasoundproduct.com/