Agrressive Over Driveは、異なる2つの高速オペアンプを搭載したオーバードライブです。FET由来のバッファー回路を介してないため、コンプレッション感を取り除きながらもレスポンスを向上させ、よりボリューム・ゲインの可動域を増大させました。
またミッドレンジを強調するために高域と低域をカットしてしまうという、TS最大の弱点を克服するために部品定数を見直しています。特徴的な中域特性はそのままに音域を強化しています。レンジを広くとっているために、汎用オペアンプではレンジの再現が困難であること、原音に忠実かつダイレクトに出力するには高速オペアンプの性能が必要不可欠でした。搭載している高速オペアンプ「AD712」、「LT1364」のコンビネーションも相まって、解像度が大幅に向上しています。
Level : バイパス時と比較し最大約10倍以上の増幅率を持ちます。そのためブースターとしても最適です。
Drive : 10時方向を一般的なTSオーバードライブの最大ゲインとし、それ以上回していくとディストーションにも引けを取らないハイゲインサウンドをお楽しみいただけます。Driveが0の状態では完全なクリーンとなり、オペアンプ「LT1364」のバッファー回路による良質なプリアンプとしてもお使いいただけます。
Tone : 高域カット方向ではパッシブフィルター、低域カット方向ではアクティブフィルターという一見使いづらいながらも、TS系最大の特徴ともいえるトーン回路をあえてそのまま採用しています。
本製品はDCセンターマイナス9Vで駆動します。電池をお使いの場合は別途バッテリースナップをDCジャックからお使いください。 ゲイン幅を広くとっているため、ご使用の環境によっては発信する可能性があります。適宜セッティングを行ってください。
Serial No.76
※レコーディングや試奏など個人での使用限定
※ライブでの使用は禁止の商品です